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タコのヒト

古民家農泊Re
髙坂 勝 さん

「もっと豊かに、もっと成長を」と言われ続ける現代社会。そんな流れに疑問を持ち、自分の生き方を根本から変えた人がいます。古民家農泊「Re」を営む髙坂さんです。

もともとはどんなお仕事をされていたんですか?

東京の会社を辞めたあと、池袋でオーガニックバーをやっていました。でも2018年にお店を閉じたんです。「もっと豊かに、もっと成長を」と成長を求める社会の仕組みに違和感があって…。会社員時代は鬱になりかけたこともあり、「成長することだけが幸せなのか?」と強く考えるようになりました。

多古町で事業をはじめたきっかけは?

自分の生き方を変えたいと思ったのが大きな理由です。匝瑳市に通ううちに、地元の方からお米づくりを教わったり、すごくかわいがってもらったりして、地域の人の温かさに触れました。そこから、多古町の行政や地域おこし協力隊ともつながり、どんどんネットワークが広がっていったんです。

多古町を選んだのはなぜですか?

多古町は“町”だからこそ機動力があって、行政もすぐに動いてくれる。そのスピード感がすごく心地よいんです。そして何より空が広い。日光や月、星がきれいに見える。晴れが多いから心が穏やかになりますね。

「Re」で大事にしていることは?

「Think Global, Act Local(グローバルに考え、ローカルに行動する)」という考え方です。食べ物、エネルギー、福祉…。地域で経済を回せる仕組みをつくれば、地方から社会は変わっていく。ここでの実践を他の地域がまねて広げていければいいなと思っています。

今後の展望を教えてください。

無理に世の中を変えようとするのではなく、まずは自分が淡々と、マイペースに続けていくこと。その姿を見て、共感した人が少しずつ増えていけばいい。結果として地域が変わり、国が変わっていく。そんな流れをつくりたいです。
現在、髙坂さんはメディア・ブログ・SNSを通じて、なりわいづくりや起業、半農半X、就農、地方移住などに関する相談やサポートなども行っています。 その活動に共感した多くの人々が、新たな一歩を踏み出し、地域と地域をつなぐきっかけにもなっています。 さらに、地域課題の解決を目的にNPOを立ち上げたり、大学教授として教育に携わるほか、ソーラーシェアリング事業への参画など、多方面で活躍しています。